税理士試験終了後から次の講座開始までの期間はExcelやプログラミングの学習をお勧めする理由

先日2022年の税理士試験が終了しました。

偏見になりますが、税理士試験終了後から次の税理士講座が開始するまでの期間はExcelやプログラミングの学習の時間にあてることが効果的だと考えています。

その理由を整理してみようと思います。

目次

税理士試験終了後から次の講座開始までの時間を有効に過ごしたい。

例年8月に税理士試験が行われ、その後、9月に入ると資格予備校で新しい講座がスタートするというのが税理士試験受験者の1年間の流れになります。

税理士試験を始めたばかりの方や、合格科目数が少ない場合には9月からすぐに新しい科目の講座の受講を開始する人も多いかと思います。

一方で、一通り5科目の学習を終えており、残り1科目で税理士試験に合格する場合や、合格科目数を3つ、4つ以上保有している人などの場合には12月の合格発表後の1月から学習を開始(再受講)する人もいるかと思います。

税理士試験は8月の試験日から12月の合格発表までに約4か月の期間がありますので、この4か月の期間を何もせずに過ごすのはもったいないので、その期間を利用して税理士試験以外のこと、特にExcelやプログラミングの学習に取り組んでみるとよいと考えています。

合格発表までの期間で理論の見直しや覚え直しをして、もし合格していたら【無駄】になるからやる気が起きない。

やる気がでないイメージ図

なぜ、合格発表までの期間を利用して税理士試験以外のこと、特にExcelやプログラミングの学習に取り組んでみるとよいと考えるのか。

その理由が2つほどあります。

一般的な税理士試験終了後から合格発表までの過ごしかたは簿記論・財務諸表論の会計科目であれば

「計算方法を定期的に見返して完全に忘れないようにしておく説」

法人税、所得税、相続税、消費税、その他の税法科目であれば

「理論だけでも定期的に見返し・覚え直して完全に忘れないようにしておく説」

が有力だと思います。

が、

一部の優秀な人を除き、税理士試験は3年以上の長丁場になりがちな試験です。

同じ科目を数年受験し続けるといったケースも珍しいことではありません。

何年も同じ科目を受験していると試験終了後の8月から12月の合格発表までの期間、学習を継続するための「やる気」が低下しがちです。

自分の場合、税法科目に一発で合格したことがなく、同じ科目を2回以上受験している経験上、何度もこの状態に陥ったことがあります。

試験終了後から合格発表までの期間はまた同じ科目の学習意欲が全くおきないのです。

「やっておいたほうがいいよな~。」

と、頭ではわかっていても全くやる気が出ませんでした。

なぜやる気がでないのかというと、自分が受験していた9月~12月の時期はいわゆる初めてその科目を学習する人を対象とした「基礎期」といわれる基礎項目の学習時期とされていました

(現在はカリキュラムが変更になっているため違うと思いますが。。。)

同じ科目を2回、3回と受験していると、基礎項目に関しては理解も進んでいるため、この時期の学習に特に重要性を感じなくなっていたのが1つ目の理由です。

2つ目の理由は、8月から12月までの期間に理論の覚え直し等の知識や記憶の忘れ防止のために時間を使ってみたものの、いざ12月に蓋をあけてみると「合格」していた場合、覚え直しにあてた8月から12月までの時間は無駄なものとなってしまいます。

これはすごくもったいないことだと感じたのが2つ目の理由です。

絶対合格して「いない」と確信しているのであれば話は別ですが、少しでも合格の可能性があるのであれば先に進むことも「アリ」だと思っています。

日々の業務で使うExcelやプログラミングを学ぶと結果的に税理士試験の学習時間の確保につながる

相続税などの資産税に特化した税理士事務所ではなく、事業会社の顧問業務・記帳代行業務などを行う税理士事務所の場合、日々の業務の中でかなりの確率でExcelやスプレッドシートなどのソフトを使用していると思います。

ということはこの日々のExcelやスプレッドシート、プログラミングのスキルが身に着くと仕事を今までかかっていた時間よりも早い時間で終わらせる可能性がでてきます。

4か月もExcelやプログラミングの学習をすれば何かしらの力がつくはずです。

例えば、顧問先に提示している試算表などの資料を数字だけではなく、見やすいグラフを使って説明することができるようになるかもしれませんし

日々のExcel作業が今までよりも10分早く終わるようになるかもしれません。

仕事を早い時間で済ますことができるのであれば「理論上」は残業が減り、早く帰ることができるはずです。

それが結果的にめぐりめぐって税理士試験の学習時間の確保につながると考えています。

あくまで理論上は。。。

まとめ

税理士試験終了後から次の税理士講座受講の期間を使ってExcelやプログラミングの学習をお勧めする理由を整理しました。

試験終了後から合格発表までの期間を知識や記憶の忘れ防止の期間として過ごすやり方を否定するつもりは一切ありません。

ただ、自分のように全くやる気が起きない。その期間が無駄に感じる。といったタイプの人もいると思いますので、そういった人はExcelやプログラミング、FPなどの日々の業務に役にたつスキル取得の時間に充ててみてはどうでしょうか。

自分の経験上、Excelやスプレッドシートの知識があると顧問先がそういった作業で困っている際に役にたつことができ、喜ばれることも多いです。

そういったケースもありますので決して無駄にはならないと思います。




【本日の近況報告】

2022年9月に体操オリンピック金メダリストの内村選手のイベントが開催されるようなので、イベントの観覧希望者の申し込みを行いました。
抽選で選ばれた1400名が当日イベントに参加できるようなのですが当選するでしょうか・・・

【本日の1曲】

Rihwa/Suddenly I See

映画「プラダを着た悪魔」の主題歌でもあり、KTタンストールの初期代表曲「Suddenly I See」をリファさんという日本の女性シンガーソンガーがカバーしています。

歌詞も一部日本語にひき直して歌っています。

毎度おなじみ、ラジオから流れてきてこの曲を知ったんですが、個人的にはナイスカバーだと思っています。

この曲が収録されているアルバムを当のKTタンストールがプロデュースしているせいもあるのか、音の鳴らし方がKTタンストールのそれに近い感じがします。もちろん本人へのリスペクトを感じます。

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