税理士事務所の職員がExcelマクロやGAS(GoogleAppsScript)などのプログラミングを身に着けることのメリット。

税理士事務所の職員がExcelマクロなどのプログラミングを身に着けることのメリットを「独断」と「偏見」で整理してみようと思います。

目次

作業時間が大幅に短縮されて浮いた時間を使える。

税理士事務所の職員がExcelマクロなどのプログラミングを身に着けることの一番のメリットは、浮いた時間を生み出すことだと思っています。

税理士業務でいえば

  • 会計ソフトへの入力
  • 顧問先・取引先への毎月の定期的なメールやチャットなどのやりとり

などがあると思いますが、これらの作業はプログラミングを使用して効率化・自動化することで時間を生み出すことができます。

特に、会計ソフトの入力に関してはデータが定型的・かつ大量の場合にはプログラミングが絶大な効果を発揮する可能性が非常に高くなります。

プログラミングで時間を生み出すことができれば、残業しなくてよくなるかもしれません。
(余計に仕事が増えるという労働環境の税理士事務所もあるかもしれませんが。。。)

残業する時間が短くなったり、そもそも残業が無くなれば、そこで生まれた時間を税理士試験の学習の時間に充てることもできるようになるかもしれません。

結果的に、プログラミングの学習をすることで税理士のライセンスを取得する可能性があがるかもしれません。

手動でやったほうが早ぇわ!を乗り越えた先に。

Excelマクロなどのプログラミングを学ぶといままで手作業でやっていた作業を自動化・効率化することができ、結果として時間を生み出すことができます。

ですが、プログラミングで仕事を自動化・効率化するには少し時間が必要です。(個人差があります)

5分10分の学習ではまず無理です。ある程度の期間・時間をかけて学習する必要があります。

で、プログラミングを独学でやってみようと手始めに初心者向けのプログラミングの本を読んでみると、たいてい最初は「そんなの手動でやった方が早ぇわ!!」と突っ込みたくなることが書かれることがあります。

Excelマクロでいえば

A1セルに「100」と入力しましょう。

とか

A1セルの色を「赤」にしましょう。

といった内容の説明をされることがあり、実務で一切役にたたないことが紹介されていたりします。

が、ここで腐らずに学習をつづけると日々の実務で使えそうなテクニック(繰り返しとか条件分岐)を身に着けることができます。

なのですぐに効果がでなくても諦めないようにしましょう。

最近は書籍以外の学習方法としてYoutubeをはじめとした動画での学習もしやすくなっていますので書籍での独学が合わないと思ったら動画での学習も検討してみるとよいでしょう。

基礎的な学習であればYoutubeで十分学習が可能かと。

プログラミングを学ぶことで他人との違いが作れる。

会計業界で働いている人は全国でたくさんいる(数十万、数百万人?)と思います。

また、税理士のライセンスはもっていないけど申告書の作成はできる。という人も同じくらいたくさん、それこそ腐るほどいると思います。

ですが、この中でExcelマクロなどをはじめとしたプログラミングを日々の税理士業務へ落とし込んで使っている人となるとどうでしょうか?

おそらく、そう多くはいないのではないでしょうか。

なんの根拠もない自分の感覚では業界全体の1割、2割程度ではないかと(数万人はいないはず。)

クラウド会計などの普及もあり、Excelマクロなんて最新のスキルではない。必要なスキルではない。と思われがちかもしれませんが、ExcelやGoogleのアカウントがあればプログラミングをすぐにでも始めることができるので、さほどお金をかけずに業務を楽にすることができます。

冒頭でも書きましたがプログラミングは税理士業務・経理業務に関しては特に威力を発揮する可能性が高いです。

プログラミングを学習することで他人との違いを作ることができる。一歩抜け出すことができます。

将来の転職・独立の際にもプラスに働くことがあるはずです。

少なくともマイナスにはならないはず。。。

1年間のうち、いつプログラミングを学習するのがよいのか。

税理士事務所の職員が1年間のうち、いつプログラミングを学習するかについてですが、税理士事務所で働いていて税理士試験を受験しているのであれば当然のことながら税理士のライセンス取得を第一にすべきです。

税理士試験は毎年8月に実施されますから、8月までは税理士試験の対策をすべきです。

なのでプログラミングを学習するのであれば試験終了後です。

税理士試験の合格科目の数が1つもない。または1つだけ合格しているなど科目数が少ない場合で、試験終了後の9月から税理士試験の学習をスタートする人であれば試験終了から9月上旬までの約半月程度は学習時間の確保が可能です。

もし合格済み科目が3・4科目あり、未合格の科目に関しても一通りの学習が済んでいる人であれば9月から税理士試験の学習はせずに、税理士試験の合格発表を受けて翌年の1月から税理士試験の学習をスタートする人もいるかと思います。

そういった人であれば試験後から合格発表がある12月まで約4か月程度時間の確保がしやすい状況が生まれると思います。

4ヶ月少しずつでも学習すれば日々の業務のなにかしらを効率化できるくらいのスキルは身につく可能性が高いです。

まとめ

税理士事務所の職員がExcelマクロやGASなどのプログラミングを身に着けることのメリットを考えてみました。

プログラミングは理系でないと身に着けることができないと思われているかもしれませんが、税理士業務を効率化する範囲内あれば文系でも問題なく学習が可能です。

他人との違いや強みを増やすため、何より自分の時間を確保するためにチャレンジしてみる価値はあると思います。




【本日の近況報告】

音浴博物館という施設が長崎にあるのですが、先月、東京から帰省した友人と一緒に訪問してきました。

https://onyoku.org/


入場料750円を支払えば数十万枚のレコードから自分の好きなレコードを良質なオーディオで大音量で聴くことができます。音楽好き、レコード好き、オーディオ好きには是非一度行っていただきたい施設です。

施設内ではレコードの販売やTシャツなどの物品販売の他、コーヒーやラムネなどの飲物の販売もあります。(食事の提供はありません)

控えめに言って最高です。

【本日の1曲】

Donald Fagen/I.G.Y.

前述の音浴博物館で友人が視聴していた1枚。AORの名盤。ジャケットもカッコよし。

中学生の時に、ハイスタンダードやランシドなどのパンクを聴いていた友人がこんな大人な曲を聴くようになるとは昔では想像できませんでした。

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