税理士登録してからいくつか税務に関する研修やセミナーに参加する機会がありました。それぞれの感想をまとめてみます。
税理士は年間36時間の研修が必要
税理士試験に合格して、税理士として登録が完了すると、年間36時間の研修を受ける義務があります。
税理士会員は、一事業年度（毎年４月１日～翌年３月 31 日）に、36 時間以上の研修を受 講しなければなりません
（研修規則第２条、第５条）
ただし、事業年度の途中に新規登録した会員については、登録した月の翌月からの月数按 分した時間数となります
（研修規則第５条第２項）
税理士試験は一つの科目を合格するために必要な学習時間が数百時間になるものがほとんどですので
たかが36時間くらい税理士試験に比べると大したことはない
のですが、それでも仕事をしながら真面目に36時間の研修を達成するにはそれなりの負担感があります。
（注）一部の研修については当日、研修に参加できなかった人向けにネット配信されているものもあり、その研修映像を自宅のパソコンなどで視聴することで研修を受けた扱いになる仕組みとなっています。
なので極論パソコンで映像を流してさえていれば、パソコンの前に座って研修映像を見ていなくても形式的には研修を受けたことになります。
ただ、税理士登録した初年度については＜登録時研修＞という名の研修を3日間連続で受けることになります。
その研修時間も上記の年間36時間の研修にカウントされるので、登録した初年度については36時間の研修はクリアしやすいと思います。
また、実際に何時間研修を受けたのかは
＜税理士情報検索サイト＞
に公表されるしくみになっていまのすので、上記のサイトで税理士の名前を検索すると、その税理士が年間に何時間研修をうけたのかが丸わかりになります。
税理士になって参加した研修会・セミナーの感想
自分自身まだ、＜登録時研修＞はまだ受けてませんが、それでも税理士登録してからいくつかの研修等に参加しましたのでまとめてみます。
所属支部主催の無料研修会
所属している支部が主催した研修で、参加費は無料でした。
１級建築士の方が講師を務めており、
＜古くなった収益不動産をどうするか？＞
というテーマのもと、建築後、相当年数が経過して老朽化が進み収益性が低下した不動産を大規模修繕して再度収益を産む物件にしていく課程を講師の方の実績を踏まえながら話を聞くものでした。
が、
講師のパワーポイントに不具合が起きてしまい、スクリーン上にスライドが表示されなかったりしてグダグダな感じがありました。話自体はおもしろかったのですが正直、自分にとっては実務に役立つ感じではなかったです。
寝ている参加者も結構いましたし。
相続税関係の研修会
こちらは有料の研修会でかつ認定研修扱いになるものでした。
内容は関東で活動されている不動産関係に強い講師の方が地積規模の大きな宅地について解説するというものでした。
会場の正面スクリーンに映し出された大きなスライドと配布された資料を使いながら解説が進んでいきます。
スライド自体は記載項目が少なく、見やすく作られていて良かったのですが、講師の方が話す内容に対応するスライドの順番がちぐはぐになっていたのが残念でした。
（スライドが30枚あるとしたら1枚目から１０枚目を表示した後に、25枚目と30枚目のスライドを使い、その後11枚目から24枚目のスライドを使うといった具合です。最初からスライドは話をする順番に並べ替えてくれたらいいのに。）
全体として講義内容は実務をする上でいくつか参考になりそうな話もあったので参加してよかったとは思います。
まとめ
現状、研修やセミナーに参加した回数が圧倒的に少ないのでなんともいえないところがありますが、
無料の研修は満足度が低い（実務にあまり直結しない）内容が多いのかな？と。
とはいえ、有料（1万円以下）の研修、セミナーだからといって自分の希望する内容とも限らないですし、元が取れてないような気分になるものが多いという印象です。
今後は事前に研修内容をよく確認して参加する必要がありますね。
【本日の近況報告】
ボタンダウンシャツの胸ポケットにガム（まだ一粒しか食べていなかった）を入れたまま洗濯を実施。
干しているときにシャツがガムの色素でまだら模様になっていて気づきました。
全部、この暑さのせい。
【本日の１曲】
はっぴぃえんど/夏なんです
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何も考えずにダラ～っとして聴きたい一曲。
