先日、京都で活動している同じ歳の税理士さんがGAS(Google Apps Script)を使って、毎月の請求書発行業務を効率化したという記事を読みました。
この記事を読んで改めて、自分自身のプログラミングを用いた効率化の「考え方」を再認識したので、記事にしておこうと思います。
完璧な効率化を最初から目指す必要はない。
プログラミングを用いた作業の効率化は、YouTubeやXなんかで流れてくる投稿だと「完璧」な状態のものが多くて、
なんとなく「キラキラ」しているが印象があります。(←表現として適当かどうか微妙ですが)
具体的には
- プログラミングで、一連の作業が一瞬で終わる!!
とか
- 毎月自動で手作業不要!!
的な感じで投稿されたり、アピールされているものが多いような気がしています(当社調べ)
最近だと、gemini(GoogleのAIツール)を使って作成したアプリを使うことで、
領収書の画像データをアップしたら、日付・金額・お店の名前といった、
いわゆる会計データのもとになるデータがスプレッドシートに連携されて、そのままクラウド会計へデータ連携。
なんてやつも、よく見かけます。
それ自体は素晴らしく、まじですげー!と感心するのですが
その反面で正直、難しそうだなとも感じています。
(それでも本当に親切な人は、アプリの作り方を丁寧に&分かりやすく説明している記事を無料でアップしてくれているので、その通りやれば再現できてしまうのですが。)
話は少し戻って、冒頭の京都の税理士さんですが、毎月180分かかっていた請求書の発行業務をGASを使って45分に短縮したそうです。
これって、人によって(プログラミングできる人)は
「いや、45分もかかってるんかい。」
と感じる人もいるかもしれません。
どちらかといえば、上で述べたような「キラキラ」した効率化ではないかもしれませんが、
自分はこの視点と取り組みは素晴らしいと思っています。
理想を言えば180分かかる作業を5分で完了できればいい(誰だってそう思う)のでしょうが、
それができなくても大幅に時間を短縮できている事実があるわけです。
プログラミングを使って効率化をするときには、完璧にこだわりすぎるのではなくて、
中途半端でも、泥臭くても確実に効率化はできている。という考え・意識をもつことが大事だと思っています。
- プログラミングわかんないから、何もやらない。
- 180分の作業を5分にできないから、やらない。
のではなく、完璧ではなくても、泥臭くても効率化できているのであれば、それは大成功だと私は考えます。
こういったことを書くと
「いやいや、完璧に効率化できない人の言い訳・負け惜しみにしか聞こえないよ。」
という声が聞こえてきそうです。
確かにぶっちゃけそうなのですが。
ですが、今は完璧なプログラミングができなくても、作業を繰り返していくと、
将来的には5分で作業を完結することができる可能性はあるわけです。
自分が「納得」できていればそれで十分、効率化だと思いますし、
最初からキラキラした「すごい人たちの世界」にいく必要はなくて、
10分の作業を5分にするといった、小さな効率化でも泥臭く始めてみることが大切で、
積み重ねれば、必ず結果は出ることを信じて取り組むことが重要と感じています。
まとめ
自分自身のプログラミングを用いた効率化に対する根本的な考え方を改めて整理してみました。
できる範囲で少しでもラクにできるのであれば、それはもう立派な効率化だと思っていますし
最初から完璧を目指さず、できる範囲で少しだけでも効率化を進めていくという「姿勢」が自分の中では大事な要素なんだなと。
なんか前にこんなことブログに書いたような気がしたので見返したら、案の定、過去に似たようなことを記事にしていました↓

今回の記事と、当時の記事と比べてみても言っていることはそんなに違ってないので、この考え方は自分のベースになっているような気がします。
【本日の近況報告】
珍しく朝5時に起きたので、「フロントライン」という豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号で発生した新型コロナウイルス集団感染を題材にした映画を鑑賞。
早起きした反動で昼間に強烈な睡魔に襲われることになりました。
【本日の1曲】
Pale/Town Called Malice
the Jamの後期の名曲「Town Called Malice」のナイスカバー曲。
「Town Called Malice カバー曲」とネットで検索してもなぜかあまりヒットしなくて思い出すのに1時間くらいかかりました。
年齢のせいか、最近は頭の中にその曲のジャケット画像は浮かぶのに、アーティスト名や曲名が全然思い出せません。
