特に書くことがないので、最近読んだ本などの感想なんかをつらつらと書いて記事にしてみようと思います。
最近読んだ本
森永卓郎/生き抜く技術 31のラストメッセージ
税理士の先輩と雑談していて、最近読んだ本で印象的だったということでお勧めされたので読んでみました。
数か月前の書籍なんですが、近所の図書館に入荷していたので、購入することなく無料で読むことができました。
森永卓郎さんの本を読むのはおそらく初めてなんですが、31のラストメッセージというタイトル通り、31項目に分けて書かれているので、一つ一つのエピソードが短くて読みやすいです。文字も大きいので1ページあたりの文字数も少なめです。
森永さんの他の本がどんな感じで書かれているのかわかりませんが、最初に読んだ本としては当たりだったと思います。
内容ですが、半分くらいは「ほんとかな?」とちょっと半信半疑な内容のものから、共感できるものまでさまざまといった感じで、
本の中で
- 「生活費」の3年分のお金(蓄え)があれば自分の信条を曲げないで生きることができる・やりたくない仕事を断ることができる
- 1ヶ月分の「生活費」の水準を下げることができれば、3年分の生活費として必要になる金額を下げることにもつながり、結果としてお金の確保を早くすることができる。
- 東京などの都会に住むよりも地方で生活することで家賃が下がったり、娯楽が少なくなり、結果として「生活費」を下げることの近道だ
(森永さんも実際、東京から電車で1時間以上かかる埼玉に住んでいたそう)
といった、お金や、生き方に対する考えかたについては共感できる部分が多かったです。
早い人だと2~3時間あれば読み終えてしまうのではないでしょうか?
みうらじゅん/アウト老のすすめ
ラジオか何かで本の存在を知って、気になっていたのですが、こちらも近所の図書館に入荷していることを発見したので、借りて読んでみました。
人気なのか予約してからひと月ほど待ちましたが。
読むまで知らなかったのですが、週刊文春で連載中のエッセイを加筆、修正した一冊のようで、週刊誌のエッセイなのでこちらも一つ一つのエピソードが短くて読みやすいです。
著者のみうらさんは歌手のbirdの旦那さんなんですね。
エピソード自体が80以上収録されているのでそれなりの量にはなるのですが、上の森永さんのそれよりも、かなり気楽に読めます。
むしろ、真面目に読んではいけない本です。
2ページに1回ぐらい下ネタが挟まれるようなエッセイではありますが、知らなかったことが情報などがたまにさらっと紹介されている。そんな本です。ぼーっと読みたいときにいかがでしょうか。
鳥取県のゆるキャラと警察のマスコットキャラクターのデザイナーが同じ人だったことをこの本を読んで初めて知りました。
あとは、「雑誌タレント」のことを「ザシタレ」ということなども。
エクセルを活用した税理士事務所の業務効率化UP術
娯楽系だけなくて、少しは仕事関係の本も。ということで読んでみたのがこちら↓
Excelを「エクセル」と表現するスタイルのようですね。ちなみに筆者はExcel派です。
どっちでもいいですが。
先日、発展会計というところが主催した、生成AIの税理士業務における使い分けのセミナーに参加する機会がありまして、NotebookLMの使いどころを学んだので早速仕事で使ってみました。
NotebookLMはデータを読み込ませてまとめたりするのが得意のようです。
ということで、国税庁に掲載されている「空き家の譲渡に関する特例」のページをNotebookLMに読み込ませて整理したんですが、特例の内容がマインドマップで整理できるのがとても便利だと感じました。
国税庁の文章の画面よりも全体像をつかみやすいです。
生成AIも種類がたくさんあり、用途に応じて使い分け(文書系ならClaude、スライドを作るならGenspark、検索をするならPerplexityといった感じ? NotionAIなんてものもあるみたいですね。)をするのが今の流れなんでしょうが、自分自身、完全に遅れをとっている感が否めません。
使っているのは有料版のChatGPTだけ。ある程度これでカバーできてしまっているというか、特に不満がないというか。
上記のNotebookLMはこれから使う機会が増えそうですが、アプリを簡単に作れると少し前に話題になったGeminiにはまだ手を出せていない状況です。
検索についてもPerplexityも使用機会は少なく、初手はGoogle検索が多い状況です。
少し話が脱線しました。
本の内容に戻ります。
AIの強い流れがあることは事実ですが、税理士業の界隈ではExcelのスキルはまだまだ役に立つと考えていて、関数や基本的機能など、苦手意識がないくらいには使えておいて損はないです。
生成AIと併用する感じですね。
この本は1章~9章で構成されていて、読者の立場別(税理士事務所の代表、上司、担当者など)に読むべき章をわけてくれているので、自分の立場に応じて読み進めることができるような作りになっています。
めちゃくちゃ、難しいことがかかれているわけではなく、税理士業界で必要とされる部分に絞った基本的なExcelの技術が紹介されているように感じました。
税理士事務所の職員が顧問先などに対して経営報告をする際のグラフの作り方などを割とページを割いて紹介されているので、業務のなかでグラフの作り方や使い方に悩んでいる人や、そもそもどういった場面でグラフをつかったらいいのかを知りたい人にはいいかもしれません。
そのほか、税理士事務所の運営におけるデータを保管する際のパソコンのフォルダの作り方なども紹介されていました。
フォルダの使い方については悩みを持っている人も多いと思いますのでこの部分だけでも見てみるといいかもしれません。
フォルダについては、
- そもそもフォルダを作らない・使わずに検索などで管理する派
- フォルダをたくさん作って管理する派
の2つの大きな考えかたがあるので、自分の好きな方法で管理すればよいと思います。
自分の場合は現状一人で活動していますので、そこまでガチガチにフォルダを管理する必要性は感じないのですが、やはり組織の場合にはある程度、体系だててフォルダを管理するほうがいいような気がしています。
最近独立した税理士の人は一度読んでみて自分の方向性の参考にしてもいいと思います。
まとめ
最近読んだ本をいくつかピックアップして紹介してみました。
今回の3冊はどれもサクッと読めるので興味があればどうぞ。
【本日の近況報告】
税理士認証カード第6世代の登録作業を実施。
カード自体の認証作業?はそこまで難しいのものではなかったのですが、認証後に税務ソフト(JDL)の側でも認証する必要があり、その作業を失念していました。
税務ソフトの側でも第六世代の認証カードを登録しておかないと電子申告の際にエラーが発生します。
この税理士認証カード、数年に1度更新されるもので、独立してから今回で通算3枚目の税理士認証カードになるわけですが、あと何枚持つことができるでしょうか。
【本日の1曲】
T字路’s/このままでいいのさbaby
サッポロビール赤星のCMに提供されている1曲。ジャケットもいい感じですし、哀愁という名の煙が充満した焼鳥屋を舞台にしたCMもいい。
12月にライブを観に行きたい。
